油屋佐藤酒店

東京は用賀にある、酒屋です。
画像は、購入し自宅に持ち帰ってきた酒である。
新聞紙に包み、目の前でサラサラっと書いてもらう筆に心が躍る。
入り口を入ってまず驚くのが、
ほんとに酒屋なのか??
と驚くほどの酒のなさ笑
まず、冷蔵庫がない。
そして、酒も見えない。
目に入ってくるのは、酒器や器の陶器の作品で、まるでギャラリーのようなのだ。
店主に話を聞くと、やはりギャラリーとして
場所を貸しており、これがうちのスタイルと。
どうやって酒を買うのか??
まず店主とのコミュニケーション。
今日はどうしましょう?
初めて行った人は驚くだろう。
酒屋に行ってどうしましょうと尋ねられる
晩御飯に肉料理なのか、魚料理なのか、食卓に合わせた日本酒を店主がチョイスし、試飲させてくれる。
それで気に入った酒を購入していくのだ。
昔の酒屋は、こんなスタイルだったのかなと、
反省することもある。
目で見えてくる銘柄に目が行き、本当に美味しい酒は酒屋が一番知ってる
なぜならば、取引している90パーセント以上の酒屋の対象顧客は飲食店であり、
有名料亭、寿司屋、居酒屋、イタリアンレストランに、フレンチとなんでもござれ。
食のプロと、酒造りのプロの仲介をし、
そしてエンドユーザーである、食べ手に渡ると考えると、こういう酒屋は、貴重で身を委ねるべき酒屋なのかもしれない。

今回、選んだ3酒は、
実は、以前伺った際に選んでもらい、
大変感銘を受けた泉と桂月は、指名。
天吹に関しては、オススメされたものだ。
コミュニケーションからもう、つまみが始まっており、家に帰って開栓するのは途中経過。
アテと、酒を飲んで会話を弾ませて、米作りから始まるスタートが完成すると思うと、
なんとも、感慨深い。
今日も美味しく頂きます。
油屋さん。
ありがとうございます。